診療科・部門

循環器センター

心臓病を持つこども達とご家族に、生まれる前から成人にいたるまで生涯にわたる長期的な治療計画に基づいて診断・治療していくために、循環器小児科と心臓血管外科および治療に関連する多職種専門医療職と医療チーム(ハートチーム)で取り組んできました。このチーム医療をさらに進めるために平成26年度より「循環器センター」が設立されました。

循環器センターは主に循環器小児科という内科チーム、心臓血管外科の外科チームで構成されますが、NICUやPICU、麻酔科、産科、臨床工学科、放射線科など多職種専門チームとも、必要に応じて密接な協力体制で運営されています。

またこども病院内ばかりでなく、信州大学の成人先天性心疾患センターとも密接な連携を行い、心臓病をもつこども達とそのご家族のために胎児から成人まで生涯にわたる全人的な治療と支援を提供できるよう連携医療体制を”長野モデル”として行っています。

さらに、最近では日本小児循環器学会と欧州小児循環器学会(AEPC)との短期交換留学生制度の受け入れ施設となって、2015年度にはチェコから1ヶ月間の短期交換留学生を受け入れ、また1名フランスへ1名短期留学生を派遣しました。

私たちのチームはまだ発展途上です。現在はまだ診療上のセンター運営ですが、将来的には循環器総合センターとして必要なハードウエアの整備計画も提案していく必要があると思っています。

長野県内に限らず全国から寄せられる期待にきちんと応えられるようなハートチームになるために、皆様からのご要望やご意見を真摯に受け止めて前進していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

ちるくまハートカード

「自分の病気の名前が言えますか?」
循環器小児科では、心臓病の子ども達への理解を深めようと「ちるくまハートカード」を作成し、活用を薦めております。カードは、お子さんから成人に至るまで幅広く活用できるよう、内容もサイズも様々な種類のカードを用意しており、内服薬やAED使用、かかりつけ医の情報や、日常生活における制限などを記入することができます。

また、患者さん本人もなかなか伝えられない自分自身の病気の事や知っておいてもらいたいことなどを自分で書き込むことで、一緒に社会生活を送る方にも、目には見えない精神的なサポートを必要としているというメッセージを届けることができればと願っております。

ちるくまハートカードをご利用になりたい方は、循環器小児科主治医までお問い合わせください。

  • ちるくまハートカード

センター長の紹介

循環器センター長 兼 院長補佐安河内 聰やすこうち さとし

胎児から成人まで”longitudinal〔縦長的〕“な診断や治療を、病気を持つお子さんとその御両親と一緒に考えてゆきたいと思っています。
専門は、心エコー、MRIなどの画像診断とカテーテル治療(経皮的心房中隔欠損閉鎖術など)、心臓再同期療法(CRT)など。

安河内聰
主な経歴
福岡出身。信州大学医学部卒業。
横須賀米海軍医療センター、信州大学小児科を経て東京女子医科大学心臓血圧研究所で高尾篤良先生の下、小児循環器学を学ぶ。
1990年~1993年 アメリカのJohns Hopkins大学、Cornell大学に留学。
1993年5月 こども病院開設と同時に循環器小児科に赴任。
2002年 同部長。
2012年 エコーセンター長。
2014年 循環器センター長。
所属学会・その他
日本小児循環器学会理事長、評議員、専門医、日本小児科学会指導医・専門医、日本超音波医学会指導医・専門医、日本心エコー図学会理事、日本胎児心臓病学会理事、日本心臓病学会特別会員(FJCC)、日本循環器学会など。
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