赤い屋根通信

第1回 赤い屋根通信の紹介

 今年の夏は、梅雨明けが早く、例年になく暑い夏になりました。私たち人間にとっては、暑くて大変な夏ですが、院長室のベランダにあるゴーヤの緑のカーテンは、太陽の光を浴びて元気に育っています。

 さて、この夏をもちまして、長野県立こども病院のホームページがリニューアルをされるのを機会に、コラム”赤い屋根通信“が新たに始まります。院内の職員が交代で筆を振るうことになると思います。こども病院のマスコットキャラクターの”シロクマ親子“ともども、よろしくお願いいたします。

 最近のこども病院の話題を2つご紹介させてください。

南棟の中庭に、夏の花たちが咲き誇っています。夏は、日照りが続いて植物にとっても大変な季節です。特に、鉢植えの植物にとっては、水分の補給が大切で、天然の雨だけでは足りません。皆さんは、どなたが水遣りをしていると思いますか? 朝早く、中庭を見に来てください。休みの日もボランティアの方々が交代で水遣り当番をしてくださっています。
 24時間、365日休むことなく営業している病院では、いつでも誰かが活動をしていて、病院を支えてくださっています。中庭のきれいな花を見てほっとしたら、同時にボランティアの皆さんに、“ありがとう”という感謝の気持ちを持ちたいものです。

 中庭の話題のほか、もうひとつ。

 南棟の廊下などで、こども病院開設以来休むことなく点灯していた避難誘導灯が新しくなったことに気がつきましたか?従来は、20ワットの蛍光灯が中に入っていて点灯していました。この避難誘導灯が南棟だけでも約130箇所設置されており、しかも24時間点灯しているため、電力の消費量が多大なものになります。そこで、事務部施設係が中心になって、新しくLEDライトを内蔵した避難誘導灯に変更しました。これは、消費電力が従来のものと比べて10%ほどになり、消費電力節減に大いに貢献してくれるものと期待しています。このように、皆様の気がつかないようなところで、日々変化が生じています。これからも、進化していく長野県立こども病院にご期待ください。

 まだまだ暑い日が続きます。健康に気をつけ、暑い夏を乗り切ってください。

2013年8月1日
長野県立こども病院 病院長 原田順和

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