こども病院について

院長あいさつ

中村友彦 長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

 新型コロナ感染症第6波でこどもの感染者が増加したので、患者さんは全員PCR検査後に入院して頂いています。5歳以上11歳までのお子さんのワクチン接種も始まり、こども病院では基礎疾患のあるお子さんへの接種をおこなっています。

 今年度は、外来診療を充実するために診察室を4部屋増設し、今後の新興感染症の流行に備えて最新鋭の感染隔離診察室も新設しました。4月から小児がんのこども達とその家族のために「小児がんセンター」を開設し、多職種で診療・支援体制を整備・強化します。また、長年の懸案であった児童精神科医の常勤化が叶い、こころの支援科のスタッフと伴にこども達とその家族の「こころ」の支援をしていきます。

 まもなく開院して30年を迎えるに当たり、職員全員でこれからのこども病院の将来構想を話し合いました。そこから「地域連携と人材育成」を土台に「小児高度専門医療」「家族と一緒に築く医療(Family centered care)」「移行期医療支援」を三本の柱としました。長野県小児科医会の先生におこなった「こども病院の今後に期待すること」のアンケートでも同様なご意見を多数頂きましたので、そのご期待に添えるように進んでいきたいと思います。

 この原稿を書いている3月末、連日ウクライナのこども達のことが報道されており心が痛みます。当院にはかつてベラルーシ、ロシアからの医師が何人も研修に来ていました。彼女(彼)らも悲しんでいることと思います。一刻も早く世界が平和になることを祈っています。

 長野県立こども病院は長野県民、県内外の支援者、ならびに多くのボランティアの方々に支えられていることに感謝して、「長野県・日本・世界の未来を担って精一杯生きているこども達とその家族」のために職員一同尽くしていきます。

2022年4月1日
長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

院長略歴

1984年 信州大学医学部医学科卒業 信州大学医学部小児科
1993年 長野県立こども病院 新生児科
1995年~1997年 カナダ、トロント大学呼吸生理学、トロント小児病院新生児研究部門研究員
2002年 長野県立こども病院 新生児科部長
2004年 長野県立こども病院 総合周産期母子医療センター長
2011年 長野県立こども病院 副病院長(医療安全、医療相談、感染制御、生命科学研究センター 担当)
2018年4月 長野県立こども病院 病院長 就任
2018年~2020年 日本新生児成育医学会 理事長
2020年~2022年 日本周産期・新生児医学会 理事長
TOP