こども病院について

院長あいさつ

中村友彦 長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

 新型コロナ感染症が流行し始め約1年が経ちました。この間に「こども達が感染症に罹患しなくなった」「学校はこども達の心の発達にとても大切」ということを強く感じました。家庭内外で大人も含め手指消毒、マスク着用が徹底されたおかげで、こども達が新型コロナウイルスだけではなく様々な感染症から守られました。これからもこの習慣は是非継続して頂きたいと思います。昨年の今頃は新型コロナ感染防止のために小中高校が一斉休校となり、心を病んだお子さんが少なくなかったようです。今年はこども病院の隣の中学校からも元気なこども達の声が聞こえてきて安心しています。

 今年度は、患者さんが増加して皆様にご迷惑をおかけしている外来を充実させるために外来診察室を増設します。また、小児がんの患者さんのために新しい「放射線治療機器」に更新します。当院は地域医療支援病院でもあるので信州大学附属病院と連携して安曇野・大北地区の成人癌患者さんにも利用して頂く予定です。

 当院で治療を継続している15歳以上の患者さんのために「移行期医療支援センター」と「成人先天性心疾患センター」を開設し、思春期・成人になっても「最善の医療」が受けられるように支援していきます。また、こどもで増加しているアレルギー疾患に対応するために「小児アレルギーセンター」を開設します。アレルギー疾患の予防・治療だけでなく、小児アレルギーに関わる医療従事者の育成もおこなっていきます。

 小学校道徳の教科書に「せいいっぱい生きる」という題材で長野県立こども病院が取り上げられました。職員一同「せいいっぱい生きるこども達のために、精一杯尽くす」の言葉を心に刻んで長野県民、県内外の支援者、ならびに多くのボランティアの方々に支えられていることに感謝しつつ、今年度も「長野県・日本・世界の未来を担う子ども達とその家族のため」のこども病院を目指していきます。

2021年4月1日
長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

院長略歴

1984年 信州大学医学部医学科卒業 信州大学医学部小児科
1993年 長野県立こども病院 新生児科
1995年~1997年 カナダ、トロント大学呼吸生理学、トロント小児病院新生児研究部門研究員
2002年 長野県立こども病院 新生児科部長
2004年 長野県立こども病院 総合周産期母子医療センター長
2011年 長野県立こども病院 副病院長(医療安全、医療相談、感染制御、生命科学研究センター 担当)
2018年4月 長野県立こども病院 病院長 就任
2018年~2020年 日本新生児成育医学会 理事長
2020年~2022年 日本周産期・新生児医学会 理事長
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