令和5年度 病院情報の公表

令和5年度 長野県立こども病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 2675 924 173 129 27
当院は平成5年の開設以来、長野県の小児周産期医療の最後の砦としての役割を担っている。
入院患者全体の7割弱を10歳未満が占めており、9割は20歳未満である。
20代から40代には、ハイリスク妊産婦で胎児に精密な検査治療が必要な患者が含まれる。
また、成人医療機関から治療要請のあった50代から80代の心臓カテーテル治療の患者も受け入れている。
※患者数が10名に満たない区分は、 – (ハイフン)で表記。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
神経小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 142 3.84 7.19 0.00 5.20
010140xxxxx0xx 筋疾患(その他) 手術・処置等2 なし 70 1.54 11.29 0.00 15.69
010310xx99x00x 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 68 4.57 9.40 0.00 8.99
010310xx99x1xx 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 あり 30 13.10 14.31 0.00 11.13
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 あり 23 6.17 15.04 0.00 14.91
神経小児科では、小児の神経疾患や筋疾患および発達に関わる疾病や障害を担当している。
意識障害・けいれん重積発作など急性期の重篤な神経疾患は小児集中治療科と、発達障害・脳性麻痺・重症心身障害などの療育はリハビリテーション科と、重症心身障害児のQOLの改善には外科・整形外科などと連携しながら診療にあたっている。
また、令和元年よりロボットスーツHALによる歩行運動療法、難治てんかんに対する迷走神経刺激装置埋め込み術、重症の痙縮に対するバクロフェン髄注療法を脳神経外科・リハビリテーション科と連携して実施している。
入院対応で多い疾患はてんかんで、治療と管理を行っている。また、重症心身障害児の呼吸不全は在宅人工呼吸器を使用している児の長期的管理及び増悪時の治療を行っている。
循環器小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14031xx09910xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 44 4.39 4.00 0.00 8.55
050200xx99xxxx 循環器疾患(その他) 手術なし 43 4.42 7.40 0.00 11.88
14031xx09900xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 34 3.12 5.68 0.00 6.79
14029xxx97x0xx 動脈管開存症、心房中隔欠損症 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 33 5.21 5.54 0.00 25.64
14031xx004x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 経皮的肺動脈形成術等 手術・処置等2 なし 29 5.03 5.99 0.00 7.66
循環器小児科は、心臓血管外科と共に「循環器チーム」として、先天性心疾患をはじめ小児に関わるすべての心臓疾患に対して診断から治療まで、胎児から成人まで病気を持つ子どもたちの生涯を見つめた「縦長心臓病学」を実践している。
先天性心疾患の症例が多く、カテーテル検査及び治療、開心術による治療を行っている。
また、成人医療機関からの紹介により、成人の心房中隔欠損症や動脈管開存症のカテーテル治療、経皮的肺動脈弁置換術の症例も受け入れている。
アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 374 1.50 2.12 0.00 4.86
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 なし 60 1.33 2.69 0.00 6.27
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 38 1.97 7.63 0.00 1.95
080100xxxx0x0x 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 13 1.85 10.61 0.00 6.54
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 3.62
アレルギー科の入院は、食物蛋白誘発胃腸炎を含む食物アレルギーに対する食物経口負荷試験目的が主であり、日帰りまたは1泊2日の日程で行っている。
新生児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 79 10.57 6.07 2.53 0.00
140010x197x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術あり 手術・処置等2 なし 32 11.47 8.19 0.00 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 31 14.61 11.01 0.00 0.00
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 1あり 22 16.55 10.34 9.09 0.00
140010x297x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術あり 手術・処置等2 なし 22 23.77 16.01 0.00 0.00
新生児科は、長野県唯一の新生児への手術対応が可能な総合周産期母子医療センターとして新生児救急を担っており、24時間体制で救急医療を提供している。
院内出生児の治療だけでなく、院外からの新生児緊急搬送依頼に対しても、県内唯一の新生児対応の高度救急救命ドクターカーにて対応している。
出生後蘇生を必要とする重症な新生児症例の院内出生が多く、また、数多くの院外出生児の分娩立ち会い・蘇生術も行っている。
入院患者は早産児・低出生体重児が多く、急性期治療が終わって病態的に落ち着いた児の継続的な治療は各地域の病院に送り搬送することをお願いをしており、他の診療科に比べ転院率が高くなっている。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 69 2.25 2.75 0.00 3.29
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 23 3.22 7.63 4.35 5.26
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 15 7.13 9.55 0.00 7.07
060130xx0201xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 内視鏡的消化管止血術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり 14 20.50 24.04 0.00 4.71
060130xx9901xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり 14 2.00 21.79 0.00 19.07
小児外科では、小児の外科疾患全般(脳、心臓・血管、形成外科、泌尿器科、骨系統疾患を除く)の診療を行っている。
最も多い症例は鼠径ヘルニアで、手術治療を行っている。
次いで多い症例は食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患)で、胃食道逆流症に対しては内視鏡検査やpHモニタリング検査、胃瘻造設術、逆流防止手術を行っている。また、食道狭窄に対しては食道狭窄拡張術を行っている。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x1xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 あり 50 7.94 4.42 0.00 3.38
080180xx99xxxx 母斑、母斑症 手術なし 29 2.00 3.50 0.00 2.45
140260xx01xxxx 胸郭の変形及び先天異常 漏斗胸手術 胸骨挙上法によるもの等 27 12.81 11.37 0.00 15.48
070570xx010xxx 瘢痕拘縮 瘢痕拘縮形成手術 手術・処置等1 なし 23 3.87 5.60 0.00 8.57
140260xx97xxxx 胸郭の変形及び先天異常 その他の手術あり 19 4.11 5.19 0.00 15.37
形成外科では、小児外表奇形における先天性異常全般(頭蓋顔面奇形、眼瞼下垂、耳介奇形、漏斗胸などの体幹奇形、手足の先天奇形および母斑)にわたる診断と治療を行っている。
眼瞼下垂においては約9割が県外患者で、症例数が最も多い。
母斑に対してはレーザー治療を行い、広範囲におよぶ母斑では全身麻酔下でのレーザー治療を定期的に行っている。
漏斗胸治療では、近年思春期後半から成人年齢での治療が増えており、全体として治療年齢の平均が上がっている。
血液腫瘍科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx9900xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 13 2.00 11.20 0.00 5.62
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 12 1.42 6.46 0.00 4.83
130010xx99x2xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 2あり 12 7.67 8.22 0.00 10.42
130090xx97x0xx 貧血(その他) 手術あり 手術・処置等2 なし 10 3.30 10.70 0.00 8.90
03001xxx99x41x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり 13.37
血液腫瘍科では、白血病や悪性リンパ腫などの血液腫瘍性疾患、血友病などの血液疾患、脳腫瘍や神経芽腫などの固形腫瘍の診療を行っている。
脳神経外科、小児外科、臨床検査・病理診断科、放射線科など院内のさまざまな診療科と連携し、診断・治療を行っている。
化学療法目的の入院が多く、固形腫瘍や急性白血病の症例が多くなっている。
また、陽子線治療の必要な患者さんに対しては、近隣病院の陽子線治療センターと連携して治療を行っている。
総合小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040130xx99x1xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 あり 27 7.67 15.04 0.00 8.93
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 15 5.27 5.96 0.00 1.60
100250xx99x10x 下垂体機能低下症 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 15 1.00 3.12 0.00 7.40
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2 なし 3.56
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 7.63
総合小児科では、感染症、呼吸器、消化器、内分泌・代謝、アレルギー、腎臓、先天異常など総合的な診療を行っている。
救急医療の入院診療も担当し、熱性けいれん、脱水、喘息等に対応している。
また、低身長症の診断目的に内分泌負荷試験(成長ホルモン分泌刺激試験)を日帰り入院で行っている。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 52 11.06 9.34 0.00 34.27
120170x199xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 手術なし 37 17.46 20.10 18.92 30.65
120170x101xxxx 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) 子宮破裂手術等 26 39.08 36.14 0.00 32.04
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 25 4.52 6.65 12.00 32.32
120260x001xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 11 13.45 9.31 0.00 31.27
当科は長野県唯一の総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊産婦と胎児の診療を行なっている。
こども病院という特性のため、主に早産になりそうな症例や、胎児・出生児に精密な検査や治療が必要と考えられる症例を多く引き受けている。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140080xx99x00x 脳、脊髄の先天異常 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 26 1.27 3.08 0.00 4.46
140080xx97x0xx 脳、脊髄の先天異常 手術あり 手術・処置等2 なし 20 10.40 12.30 0.00 3.50
140070xx01xxxx 頭蓋、顔面骨の先天異常 頭蓋骨形成手術 頭蓋骨のみのもの等 10 19.80 20.66 0.00 5.80
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 5.90 8.38 0.00 4.20
010070xx01x0xx 脳血管障害 脳血管内手術等 手術・処置等2 なし 13.52
脳神経外科では、二分脊椎症(脊髄脂肪腫、脊髄裂など)、頭蓋縫合早期癒合症(狭頭症)、脳腫瘍、水頭症、もやもや病、頭部外傷などの診療を行っている。
脊髄脂肪腫に対する手術目的、頭蓋骨癒合症に対する手術目的の症例数が多くなっている。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010310xx99x00x 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 42 3.88 9.40 0.00 14.64
140490xx970xxx 手足先天性疾患 手術あり 手術・処置等1 なし 26 4.96 7.57 0.00 8.88
140510xx97xxxx 股関節先天性疾患、大腿骨先天性疾患 その他の手術あり 16 29.75 22.63 0.00 1.75
010310xx97x0xx 脳の障害(その他) 手術あり 手術・処置等2 なし 18.04
070210xx02xxxx 下肢の変形 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 その他の頭蓋、顔面、肩甲骨、上腕、大腿等 7.87
整形外科では、先天性股関節脱臼、脚長不等、先天性内反足、ペルテス病、大腿骨頭すべり症などの小児疾患の診療を行っている。
特に先天性股関節脱臼の治療には、合併症の発生率が低く治療成績が優れた開排位持続牽引治療を取り入れ、積極的に行っている。
またロボットスーツHALによる歩行運動療法目的の入院も含まれる。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
14056xxx97xxxx 先天性水腎症、先天性上部尿路疾患 手術あり 25 4.68 6.94 0.00 1.28
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり 19 3.00 2.97 0.00 3.68
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 15 2.93 3.69 0.00 5.27
140580xx02xxxx 先天性下部尿路疾患 尿道形成手術等 14 7.93 9.30 0.00 3.64
11013xxx03xxxx 下部尿路疾患 尿管膀胱吻合術等 8.44
泌尿器科では、腎臓、尿管、膀胱、尿道、精巣、陰茎などの病気の治療を担当している。
小児泌尿器科で治療する疾患の多くは先天性で、胎児期や新生児期に診断され、ほとんどが手術目的の入院となっている。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 82 4.04 3.08 0.00 9.63
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり 3.17
眼科の入院はほとんどが手術目的で、斜視の症例が最も多くなっている。
また、新生児科に入院中の児の未熟児網膜症に対する治療も行っている。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌
大腸癌
乳癌
肺癌
肝癌 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では小児の急性白血病や悪性リンパ腫、脳腫瘍の症例が多く、5大癌の症例はほとんどない。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症
重症
超重症
不明
当院では成人市中肺炎の症例はない。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内
その他
当院では脳梗塞の症例はほとんどない。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2192 眼瞼下垂症手術 筋膜移植法 等 49 1.00 5.98 0.00 3.20
K4873 漏斗胸手術 胸腔鏡によるもの 等 27 1.00 10.81 0.00 15.48
K0101 瘢痕拘縮形成手術(顔面) 等 23 1.00 1.78 0.00 8.35
K4874 漏斗胸手術 胸骨挙上用固定具抜去術 等 18 1.00 2.00 0.00 15.39
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 等 13 1.00 2.00 0.00 7.23
先天性眼瞼下垂症の治療法の選択においてはその病態に基づいた治療法が選択されている。病態として最も多いのが上眼瞼挙筋の神経ユニットの欠落であることから、術式としては前頭筋を用いた筋膜移植法での治療が多い傾向にある。
漏斗胸手術も手術実施患者数の上位を占めており、中部地区における漏斗胸に代表される胸郭変形に対する治療の中心的役割を担っている。漏斗胸治療においては胸腔鏡による、いわゆるNuss法を中心とした治療を行っているが、近年問題となっている後戻りの対策としてクロスバーテクニックなど最新の術式を用いた治療を行っている。また機能面を重視し、理学療法士とともに積極的な術後訓練を取り行っている。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 62 0.11 1.00 0.00 3.15
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 等 15 6.07 13.00 0.00 5.33
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 等
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
K666 幽門形成術(粘膜外幽門筋切開術を含む。) 等
他の診療科に入院後、手術が必要となった患者は小児外科に転科し、胃ろう造設術、気管切開術、食道狭窄拡張術等を実施している。
また新生児科に入院中で、横隔膜ヘルニアや小腸閉鎖、鎖肛などの手術が必要な新生児に対しても手術を行っている。
循環器小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K570-3 経皮的肺動脈形成術 28 2.36 1.36 0.00 7.46
K574-2 経皮的心房中隔欠損閉鎖術 22 2.59 2.09 0.00 31.00
K5761 心室中隔欠損閉鎖術 単独のもの 等 14 3.07 8.71 0.00 3.07
K616-3 経皮的胸部血管拡張術(先天性心疾患術後) 13 4.54 1.85 0.00 2.85
K5621 動脈管開存症手術(経皮的動脈管開存閉鎖術) 等 11 2.45 1.00 0.00 8.00
心臓血管外科と循環器小児科診療チームにより、主に先天性心疾患患者のカテーテル治療や開心術による治療を行なっている。
カテーテル治療を積極的に行っており、成人医療機関からの紹介により、成人の心房中隔欠損症や動脈管開存症のカテーテル治療、経皮的肺動脈弁置換術の症例も受け入れている。
新生児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 76 0.00 25.25 2.63 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 等 25 0.00 122.52 28.00 0.00
K563 肺動脈絞扼術
K726 人工肛門造設術
K2762 網膜光凝固術 その他特殊なもの(一連につき) 等
出生後、新生児仮死蘇生術を必要とする重症な新生児の院内出生症例が多い。また他の医療機関からの新生児緊急搬送依頼に対しても分娩立ち会い、蘇生術を行っている。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 等 56 8.82 7.77 0.00 34.11
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 等 49 10.69 8.02 0.00 33.35
K901 子宮双手圧迫術(大動脈圧迫術を含む。)
K8721 子宮筋腫摘出(核出)術(腹式)
K9062 子宮頸管縫縮術(シロッカー法)
切迫早産や前期破水、胎児異常、多胎妊娠などのハイリスク妊産婦の症例が多いため、帝王切開術の件数が多くなっている。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K836 停留精巣固定術 20 0.95 1.05 0.00 3.70
K819 尿道下裂形成手術 14 1.00 6.00 0.00 3.64
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 12 1.00 1.50 0.00 1.42
K809-2 膀胱尿管逆流手術 11 0.91 2.73 0.00 4.00
K8351 陰嚢水腫手術 鼠径部切開によるもの 等 10 1.00 0.90 0.00 5.30
胎児期や新生児期に診断された疾患に対する手術を多く行っている。
停留精巣固定術は半数以上が2歳以下で施行しているが、10歳近い症例も含まれる。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1911 脊髄腫瘍摘出術(髄外) 等 19 1.05 9.00 0.00 5.16
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等
K0481 骨内異物(挿入物を含む)除去術(頭蓋(複数切開)) 等
K1803 頭蓋骨形成手術(骨移動を伴う) 等
K610-2 脳新生血管造成術
脳腫瘍、脊髄脂肪腫、頭蓋骨早期癒合症、水頭症、もやもや病などに対して手術治療を行っている。
また、神経小児科と連携し、難治性てんかんに対する迷走神経刺激装置埋め込み術や、重症の痙縮に対するバクロフェン持続髄注用ポンプ埋め込み術を行っている。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0482 骨内異物(挿入物を含む)除去術(大腿) 等 18 1.00 2.11 0.00 13.78
K038 腱延長術 15 1.93 3.73 0.00 5.93
K055-3 大腿骨近位部(転子間を含む)骨切り術 等
K0484 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 鎖骨、膝蓋骨、手、足、指(手、足)その他 等
K0581 骨長調整手術(骨端軟骨発育抑制術) 等
麻痺性内反足に対して積極的に手術治療を行っている。脚長不等の症例に対しては、骨延長術と成長軟骨抑制術を行っている。
また、重症心身障害児の側弯症手術、脳性麻痺による下肢痙縮に対して選択的脊髄後根切離術を行っている。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2423 斜視手術 前転法及び後転法の併施 等 28 1.00 2.00 0.00 10.57
K2422 斜視手術 後転法 等 18 1.00 2.00 0.00 10.33
K2421 斜視手術 前転法 等 15 1.00 2.20 0.00 10.13
K2425 斜視手術 直筋の前後転法及び斜筋手術の併施 等 12 1.00 2.00 0.00 8.25
K2424 斜視手術 斜筋手術 等
斜視や眼瞼内反症に対する手術治療を多く行っている。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.48
異なる
手術や処置などを行う際には合併症を起こさないよう細心の注意を払い施行している。起こりうる合併症については、事前に可能な限り患者に説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めている。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
123 105 85.36
肺血栓塞栓症の予防の実施について、術中のケアは浸透してきている。実施できていないおよそ15%は、整形外科の手術で血栓症予防の目的で装着するフットカフが、患部・術野にあたり装着が困難であることを理由に実施できていない現状にある。今後、改善できる点があるか検討をすすめ、肺血栓症の予防に努めていく必要性がある。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1076 135 12.50
血液培養は2セット採取を原則としている。しかし、採血量が多いと(特に新生児で)循環血液量へ影響するなど、小児では2セット採取が困難な症例もある。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
51 48 94.00
抗MRSA薬、カルバペネム系、広域ペニシリン系、広域セフェム系、ニューキノロン系は使用届け出制としており、週1回のICT・AST合同カンファレンスにおいて届け出状況と血液培養採取の有無をチェックし適正使用に努めている。
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