当院ではこれまで、お子様の股関節撮影時に生殖腺を防護する遮蔽具を使用してまいりました。しかし、近年の国際的な知見や国内の専門学会による共同声明に基づき、院内で慎重に協議を重ねた結果、2026年1月より生殖腺防護具の使用を原則廃止することといたしました。
廃止の主な理由
- 診断精度の向上: 防護具が撮影部位(骨や関節)と重なり、正確な診断を妨げるリスクを避けるため。
- 安全性の確認: 現在の撮影技術では放射線量は極めて微量であり、防護具を使用しなくても将来の健康や生殖への影響はないことが確認されているため。
当院では引き続き、最新の装置を用いて被ばく線量を最小限に抑え、安全で質の高い検査を提供してまいります。
※従来通り防護具の使用を強く希望される場合は、担当技師へお申し出ください。その際は、防護具によるデメリット(診断への影響など)を改めてご説明した上で対応させていただきます。
ご不明な点がございましたら、遠慮なくスタッフまでお声がけください。