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形成外科 野口部長が日本形成外科学会理事に就任しました

令和3年4月に日本形成外科学会理事を拝命いたしました。

 眼科、耳鼻科などと異なり特別な臓器を持たない“形成外科”の診療内容は一般の方々にとってもわかりにくいものかと思います。形成外科の診療(内容)を端的に表現すると、「みなさまの生活の質 “Quality of Life” の向上に貢献する外科領域」となります。あらゆる原因を通じ身体組織に生じた異常(生まれつきの、またはけがによる欠損そして変形)に対しさまざまな手法や特殊な技術を駆使し、機能だけでなく形態的にも“より正常にすること”を目的とした診療科と捉えていただければ幸いです。

 さて形成外科学会では、その大きな目的として国民の皆様に安全で安心した治療の継続的な提供を掲げておりますが、その柱となる形成外科学専門医の確実で安定した育成、また学術集会・講習会を通じて形成外科学の更なる発展を担うことは主要な活動となります。その具体的な活動内容を検討し実行していくことが“理事”の大切な仕事となります。歴代理事の諸先輩方に比べ甚だ実力不足の私ではありますが、一歩違った “一般病院の勤務医” という立場からの意見を学会運営に反映出来るよう頑張って行きたいと考えます。

長野県立こども病院形成外科 野口 昌彦

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