こども病院について

院長あいさつ

中村友彦 長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

 新年あけましておめでとうございます。今年で27年目を迎える「長野県の周産期・小児医療の最後の砦」の長野県立こども病院は、「未来を担う子ども達とその家族のために」を理念に掲げて、今年もいくつかの事業を予定しています。


 昨年、母子メンタルヘルス外来を開設し、病気のこども達とその家族の心のケア・支援を開始しました。対象は既に当院で診療をおこなっている方のみですが、今年は心理士・リエゾン精神看護専門看護師等のスタッフを増やし、さらに充実した支援をおこないと考えています。

 医療的ケアを必要なまま在宅医療を継続する子ども達とその家族の支援のために在宅のこども達と病院スタッフを結ぶ「しろくまネットワーク」も充実しました。今年は、信州大学医学部新生児学・療育学講座と連携してネットワークの充実と人材育成をおこなっていきます。訪問診療、看護、リハビリもこども病院に必要だと考えています。

 先天性または小児期に病気を発症したお子さんで思春期・成人への移行医療を必要とする子ども達で、本人・ご家族の病気に対する理解や自立に対する意欲が希薄な方、診療科が多科にわたり各科の調整が必要な方、お子さんが病気以外に様々な問題を抱えて心のケアを必要とする方のために、成人移行期医療支援外来を開設しました。成人移行期医療支援では院内外の多方面との連携が必要です。今年は県の行政とも連携して成人移行期医療支援をさらに充実していきます。

 患者さんから要望の多い食物アレルギーの検査・治療をおこなう小児アレルギー、首都圏を中心に流行している風疹に対応する小児感染症などは、さらにスタッフと診療体制を充実していきます。

 「地域医療支援病院」として地域の医院と連携すると共に、大町市から池田町、安曇野市、松本市にいたる「北アルプス山麓病院連携」の一翼を担って、当院の高度医療機器を地域住民の皆様にさらにご利用頂けるようにします。「北アルプス山麓病院」に入院の必要なお子さんの支援もおこなっていきます。

 長野県民、県内外の支援者、ならびに多くのボランティアの方々に支えられていることに感謝しつつ、今年も「長野県・日本・世界の未来を担う子ども達とその家族のため」のこども病院を目指していきます。  

2019年1月吉日
長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

院長略歴

1984年 信州大学医学部医学科卒業
1993年 長野県立こども病院 新生児科
1995年~1997年 カナダ、トロント大学呼吸生理学、トロント小児病院新生児研究部門研究員
2002年 長野県立こども病院 新生児科部長
2004年 長野県立こども病院 総合周産期母子医療センター長
2011年 長野県立こども病院 副病院長(医療安全、医療相談、感染制御、生命科学研究センター 担当)
2018年4月 長野県立こども病院 病院長 就任
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