こども病院について

院長あいさつ

中村友彦 長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

 こども病院は、今年で26年目を迎えます。25年間長野県の「周産期・新生児医療の最後の砦」として、長野県唯一の総合周産期母子医療センターでは重症な胎児・新生児の患者さんを受け入れてきました。昨年度に改築・増床した小児集中治療室では、3月に全国の皆様の寄付により4代目のドクターカーが稼働し、手術後の患者に加え、県全域から重症な疾病に罹患した小児を受け入れています。生命科学研究センターでは、最新の遺伝子検査装置を駆使して希有・難病の正確な診断をおこない治療に役立てています。エコーセンター・循環器センターは、世界トップレベルの超音波診断装置を用いて重篤な先天性心疾患の診断と治療をおこなっています。3Dモデル造形センターでは、顔面・頭部の手術前に3Dプリンターを用いて分かり易い説明をおこなっています。予防接種要注意者への予防接種・予防接種に関する情報の提供及び相談・医療従事者への研修をおこなってきた予防接種センターは、今年度から長野県予防接種センターとなりました。口唇口蓋裂センターでは、年に一度患者さん、家族のための公開講座を開催しています。今年度新たに検査麻酔センターを開設しました。お子さんを眠らせてMRIなどの検査を安全におこなうためのセンターです。

 「未来を担う子ども達とその家族のために」母子メンタルヘルス外来を新に開設し、病気のこども達とその家族の心のケア、支援をおこないます。
 医療的ケアを必要なまま在宅医療を継続する子ども達、先天性または小児期に病気を発症したお子さんで思春期・成人への移行医療を必要とする子ども達、そして克服できない病に直面して心のケアを必要とする子ども達とその家族の支援のために在宅医療支援、成人移行医療支援、緩和(心の)ケア支援を今後充実させていきます。

 現在のこども病院には22の診療科がありますが、まだ小児疾患の中で対応できない病気や手術があります。より多くの患者さんを受け入れられるよう診療科を充実していきます。
 3月から「地域医療支援病院」に指定されました。地域の医院と連携すると共に、大町市から池田町、安曇野市、松本市にいたる「北アルプス山麓病院連携」の一翼を担って、当院の高度医療機器を地域住民の皆様にご利用頂けるように致します。

 長野県民、県内外の支援者、ならびに多くのボランティアの方々に支えられていることに感謝しつつ、「長野県・日本・世界の未来を担う子ども達とその家族のため」のこども病院を目指します。

平成30年5月21日
長野県立こども病院 病院長 中村 友彦

院長略歴

1984年 信州大学医学部医学科卒業
1993年 長野県立こども病院 新生児科
1995年~1997年 カナダ、トロント大学呼吸生理学、トロント小児病院新生児研究部門研究員
2002年 長野県立こども病院 新生児科部長
2004年 長野県立こども病院 総合周産期母子医療センター長
2011年 長野県立こども病院 副病院長(医療安全、医療相談、感染制御、生命科学研究センター 担当)
2018年4月 長野県立こども病院 病院長 就任
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