発達障害とは、先天的な要因によって社会性の遅れ、行動や注意のコントロール、特定の分野の学習が苦手といった症状を示すものです。
主なものとしては、自閉症スペクトラム症、注意欠陥/多動性障害、学習能力の特異的発達障害(学習障害)などがあります。
広汎性発達障害
社会性が乏しい
- 1人で遊ぶことが多い
- 誰にでも親しく話しかける
- 悪気はなく相手が嫌に感じることを言う
コミュニケーションのずれ
- 質問に答えず勝手に自分の好きなことを話す
- 質問されたことと違うことを答える
想像力が育ちにくい
- 新しい場所ではとても緊張する
- 普段と違う道を通ると怖がる
- 予定通りに物事がすすまないと怒る
注意欠陥/多動性障害
不注意
- 細かな部分に注意が向きにくい
- 集中力がとぎれやすい
- 言われたこと、やろうとしたことを忘れる
多動性
- 静かにしていなければいけない時に、体を動かしたり、一人でしゃべる
- 止めても、走り回る
衝動性
- よく考えずに、気になる物があるとすぐに行動する
- 思ったことをすぐに言ってしまう
特異的発達障害(学習障害)
学習面の、ある特異な領域だけにあきらかな発達の遅れがある。
特異な領域とは、言葉の表現や理解・文字を読む・文字を書く・計算をする・運動をするなど。
遅れはそれらの一つあるいは複数の領域にわたることもある。