診療科・部門

生命科学研究センター

長野県における小児高度専門医療施設として位置づけられる当院では、高度で専門的な小児医療を支えるための先端的な解析技術の獲得と、その診断・治療への応用が求められています。生命科学研究センターは、その中心的な役割を担うことを目的に設置されました。センターが行う業務を通して、今まで明らかにできなかった疾患や病態の原因を解明できる可能性があります。その結果、治療方針や予後などに関する見通しが立ち、医療、療育に生かすことができます。また、新しい診断方法や治療法の開発につながることが期待されます。

理念

  1. 将来を担う子どもたちに対する高度で専門的な医療を側面から支援するために遺伝学的解析をはじめとする研究を推進し、臨床と研究の間の橋渡しを行います。
  2. 医療との連携のもと、小児疾患を対象とした病態解析および研究から得られた情報を広く社会に向けて発信します。
  3. 生命科学の調査、研究の専門家を育成し、啓発普及のため教育研修を行います。

主な現有機器

  • SNPアレイ(GeneChipR Scanner 3000 7G System)
  • 遺伝子増幅装置(ABI 2720 Thermal Cycler, icycler)
  • リアルタイムPCR装置(StepOne Plus)
  • キャピラリーシーケンサー(CEQ 2000XL DNA Analysis System)
  • 微量核酸定量装置(NanoDrop 2000C)
  • 次世代シーケンサー (Ion PGM System)

人材育成プログラム

平成28年度から「こども病院寄付プログラム」の一環として実施される、網羅的遺伝子解析技術を用いた「人材育成プログラム」をスタートしました。遺伝子情報を診断・治療へと応用するための臨床医と技術者を共に育成します。
現在、臨床研究として若年性骨髄単球性白血病における微少残存病変の検出、リンパ系腫瘍・白血病における免疫グロブリン遺伝子再構成の網羅的解析と微少残存病変の検出、ヒルシュスプルング病および同類縁疾患に対する網羅的遺伝子解析について解析を進めています。
今後、感染症病因菌の網羅的検出を計画しており、さらに臨床科からの要望に応じた解析に対応していく予定です。

センター長の紹介

副院長兼総合周産期母子医療センター長中村 友彦なかむら ともひこ

長野県のお母さんが安心して妊娠・出産できる周産期医療と、出生してきた赤ちゃんが皆幸せになれる新生児・小児医療を提供します。

中村友彦
主な経歴
松本市生まれ、松本市育ち。
1984年 信州大学医学部医学科卒業
1993年 長野県立こども病院 新生児科
1995年~1997年 カナダ、トロント大学呼吸生理学、トロント小児病院新生児研究部門研究員
2002年 長野県立こども病院 新生児科部長
2004年~現在 長野県立こども病院 総合周産期母子医療センター長
2011年~現在 長野県立こども病院 副病院長(医療安全、医療相談、感染制御、生命科学研究センター 担当)
所属学会・その他
医学博士、小児科専門医・指導医、信州大学医学部新生児学講座特任教授、日本周産期・新生児医学会理事、日本新生児成育医学会理事、日本新生児医療連絡会会長
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