入院する前から患者さんの健康状態、食事内容、内服薬などを把握し、入院治療がスムーズに行われて退院できるように、医師・看護師・医師事務作業補助者・薬剤師・管理栄養士・ソーシャルワーカー・保健師・リハビリスタッフ・事務スタッフなどの多職種が連携・調整して患者さんの支援を行う部門です。
平日時間内にセンター職員が対応しますので、ご案内された場合だけでなく相談などがありましたら、療育支援部・患者サポートセンターへお越しください。
支援内容
Ⅰ.入院前支援
手術・検査・治療のための入院が決まった患者さんを対象に、入院前から入院している間のスケジュールの説明、手術・検査に必要な診療のマネージメントを行います。
手術や検査のための入院が決まった時、お子さんやご家族には様々な思いや心配事が出てくると思います。入院前支援ではそのような心配なことを少しでも減らし、安心して入院していただけるように支援します。
- 入院前に行われる検査の説明と確認
- 入院中に行われる検査や治療・処置などのスケジュール確認と入院生活の説明
- 手術・検査・治療等の同意書確認
- 内服薬の確認と入院前に休止する薬の確認・休薬方法の指導
- 連絡先、生活習慣などの基本的な情報の確認と関連部署への情報提供
- 栄養管理(ミルク・食事内容、アレルギーの確認、栄養評価、栄養相談)
- 麻酔科医の診察と手術室オリエンテーションのご案内
- 入院当日の体調確認、病棟案内
Ⅱ.退院支援
退院後にお子さん、ご家族が療養や生活上のさまざまな問題がある場合に、安心して日常生活に戻れるようにお子さんやご家族と相談しながら調整して支援します。
- 退院後に必要な支援について、院内・院外関係者との調整(保健師・訪問看護師・ソーシャルワーカー・学校教員などとの連携、医療ケアの指導など)
- 在宅療養の調整(在宅移行と維持の相談と支援)
- 在宅医療機器の調整
- 移行期医療支援センターと協働した就学・就労支援
Ⅲ.地域連携
お子さんやご家族がお住まいの地域で安心して療養生活ができるように、必要な支援をさまざまな機関や施設などと連携して相談・調整し、支援します。
- 医療費助成などの制度利用、社会資源サービスの利用などの相談
- 他の医療機関や保健・福祉、療育・教育に関係する県市町村、保育園や学校などの関連機関との連携
- 研修会の企画や運営
センター長の紹介
患者サポートセンター長兼小児外科部長高見澤 滋たかみざわ しげる
より良い治療を地元、長野で受けていただけるように努力してまいります。
- 主な経歴
-
長野市出身。1991年 順天堂大学医学部卒業。
1991年~1993年 沖縄県立中部病院インターン、レジデント 1993年~1994年、
1996年~1997年、
1999年~2000年順天堂大学医学部小児外科 1994年~1996年 静岡県立こども病院外科 1997年~1999年 アメリカ・アイオワ大学外科Research fellow 2000年~2008年 兵庫県立こども病院外科 2008年4月 現職
- 所属学会・その他
- 医学博士、日本小児外科学会指導医・専門医、日本外科学会専門医・指導医、日本臨床栄養代謝学会認定医、信州大学医学部臨床教授、日本臨床栄養代謝学会、日本重症心身障害学会、Pacific Association of Pediatric Surgeons(PAPS) Member