診療科・部門

リハビリテーション科

リハビリテーション科

急性期から亜急性期、回復期、慢性期にわたり、患者さんの評価を行い、適切なタイミングで適切なリハビリテーションが受けられるように努めています。
また、どんな障害・病気をお持ちでも、発達の遅れがあっても、そのお子さんやご家族ができるだけ困りごとが少なく生き生きと生活できるように、家族や支援者と一緒に考え、環境を整えていくのもリハビリテーションの重要な役割です。

対象疾患

  • 発達遅滞:運動発達遅滞、精神発達遅滞、言語発達遅滞
  • 神経発達症:自閉スペクトラム症(広汎性発達障害)、注意欠如・多動症(ADHD)、知的障害、学習障害、言語障害、協調運動障害 等
  • 脳性麻痺、片麻痺、重症心身障害
  • 染色体異常、脳奇形、身体奇形などの先天疾患
  • 二分脊椎
  • 摂食嚥下障害、哺乳障害、離乳食が進まない
  • 構音障害(機能性、器質性):口唇口蓋裂センターとも連携
  • 呼吸器疾患のリハビリテーション:肺炎、無気肺、漏斗胸術後
  • 廃用症候群(含産科入院中の妊婦さん)

専門外来

1.摂食嚥下外来(NST外来)

当院のNST(栄養サポートチーム)の一員として、摂食嚥下外来を開設しています。
普段のお食事や食具を持参していただき、実際にお子さんが飲食している様子を多職種で観察、評価し、食形態や介助方法、訓練方法などの指導を行います。

  • 診療日時:毎週火曜日 12:30~13:40
  • 対象:摂食嚥下障害のあるお子さん、感覚過敏や摂食拒否があるお子さん、発達の遅れなどで離乳食がうまく進まないお子さんなど
  • 参加スタッフ:リハビリテーション科医師、管理栄養士、リハビリテーションスタッフ(PT、OT、ST)

2.ボトックス外来

痙性(緊張)が強く動きが引き出せないお子さんに対して、理学療法と併用して、ボツリヌス療法を行っています。

  • 診療日:水曜日、木曜日 午後

3.装具外来

整形外科医師の協力のもと、運動発達の遅れや外反偏平足、下肢麻痺などがあるお子さんに対して、足底装具や短下肢装具などを作成し、歩行の安定化や移乗の安全性を確保します。

  • 診療日:毎週金曜日 午前

リハビリテーション科の役割

役割1 入院患者さんの早期離床や退院を目指した回復リハビリテーションや呼吸器リハビリテーションの施行

入院患者さんに対して、各専門科医師と連携しながら、早期の離床や退院を目指して機能回復、維持の訓練、呼吸器感染症などの合併症を治療します。

役割2 在宅移行支援

医療的ケアが必要な入院患者さんが在宅療養にスムーズに移行できるよう、支援を行っています。

支援内容:移動・移乗・乗車練習、家屋調査、在宅での体操やストレッチの方法の指導、在宅での遊び方やおもちゃ選定の指導、食事姿勢・形態や介助方法の指導など

役割3 在宅医療支援

訪問看護、訪問リハビリテーション、小児リハビリ専門病院や基幹病院など地域の医療、福祉と連携し、医療的ケアが必要なお子さんたちの在宅医療を支援します。
また、在宅療養を始めた患者さんで必要な方には、ご自宅に伺い、訪問リハビリテーションを行っています。
当院の訪問リハビリテーションは、安定した在宅療養のため、あるいは地域の訪問リハビリへの引継ぎなどのため、短期間行っています。

役割4 発達・知能・身体機能評価と必要なリハビリテーションや発達支援の施行

院内他科受診中のお子さんの発達や知能、身体機能を評価します。発達や知的な遅れや、身体障害がある方を、主科の先生と連携しながら診療し、必要なリハビリテーションや発達支援を行います。

役割5 療育環境の整備

通園施設、保育園・幼稚園、学校などと連携し、お子さんにとってふさわしい療育環境を整えます。

役割6 摂食嚥下機能評価と訓練、指導

身体疾患や発達の遅れがあるお子さんは、上手にお食事や水分が摂れない場合があります。そういった患者さんのお口や飲み込みの機能を評価し、場合によっては嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE:耳鼻科医師にお願いしています)などの検査を行い、より安全に経口摂取できる方法を考えます。

役割7 社会参加促進のための機能評価と話し合い

定期的な外来診療の中で、お子さんのライフステージにそって機能評価を行い、また、社会参加促進のため、お子さんを支援している方々との関係者会議を行います。
また、地域基幹病院や小児リハビリ専門病院のリハビリスタッフ、福祉関係者との連絡会議を定期的に行っています。

役割8 移行期医療支援

移行期医療支援の一環として、他科受診中の患者さんの発達・知能評価を行い、生活・学習相談、進路相談や就労相談も行っています。

役割9 ニューロケアセンターの一員としての役割

ニューロケアセンターでのリハビリテーション部門として、ロボットスーツHAL®を使った運動訓練、バクロフェン持続髄注療法、麻痺性脊椎側弯症手術前後の評価等にかかわっています。

医師の紹介

リハビリテーション科 部長三澤 由佳みさわ ゆか

お子さんの発達促進や機能回復のためのリハビリテーションを行い、お子さんが自分らしい生活を送れるように、ご家族や支援者、リハビリテーションスタッフと一緒に、最良の方法を考えていきます。

主な経歴
長野県松本市出身。信州大学医学部卒業。

信州大学医学部附属病院、長野赤十字病院、県立木曽病院、信州大学医学部衛生学公衆衛生学教室(助教)、信濃医療福祉センター、中信松本病院などに勤務し、2016年より現職。

所属学会・その他
医学博士、日本小児科学会専門医、日本リハビリテーション医学会認定臨床医
日本リハビリテーション医学会、日本小児科学会、日本小児神経学会、日本小児精神神経学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会

リハビリテーション科 フェロー五味 優子ごみ ゆうこ

リハビリテーションスタッフと協力しながら、お子さんの発達支援、ご家族への育児支援を行っていきたいと思います。

主な経歴
長野県出身。山口大学医学部医学科卒業。

飯田市立病院、信州大学医学部附属病院小児科、亀田メディカルセンター小児科を経て、2013年より現職。

所属学会・その他
日本小児科学会専門医、日本リハビリテーション医学会認定臨床医
日本リハビリテーション医学会、日本小児科学会、日本小児神経学会
TOP