主な対象疾患
遺伝科ではさまざまな先天性疾患(染色体疾患、遺伝性疾患、原因不明の多発形態異常症候群など)を持つお子さんの診療を担当しています。
ヒトとヒトの違い(多様性)を理解し認めあえる社会に繋がることが大きな目標です。
ご家族がお子さんの状態を正しく把握し、見通しを持って関わり、正しい理解に基づいて家族全体のことを考えられることが大切と考えています。
主な診療
先天性疾患の正確な診断
丁寧に全身の診察を行い、染色体検査や遺伝子解析を検討し正確な診断を目指します。
院内生命科学研究センター、信州大学医療研究センターと連携し、マイクロアレイ染色体検査や保険診療による遺伝子解析にも対応しています。
疾患・症候群ごとに合わせた健康管理
各疾患、症候群に関わる正確な情報に基づいて、合併症の早期発見、予防的健康管理、またその治療について一緒に考えていきます。成長と発達のフォローを認定遺伝カウンセラー®や院内の他の診療科、医療スタッフとともに行っていきます。
お子さんとそのご家族が地域社会で見通しを持って子育て、生活ができるよう他の地域医療機関・保健行政などの関係機関の方々とのつながりも大切にしています。
ダウン症グループ外来(ひまわりグループ)
認定遺伝カウンセラー®やリハビリ科医師、リハビリ療法士、保育士、外来・病棟看護師、療育支援部スタッフとともにグループ外来を行っております。
対象は歩けるようになる前のダウン症をもつ乳幼児のお子さん(0~3歳くらいまで)です。
参加をご希望される方は原則、事前に遺伝科外来の受診が必要となります。
詳しくはひまわりグループのページをご覧ください。
医師の紹介
遺伝科 部長武田 良淳たけだ りょうじゅん
患者さんとご家族を中心に、スタッフみんなで支える遺伝医療を提供できるよう心がけております。
- 主な経歴
- 福島県伊達市出身。昭和大学医学部卒業。
北里大学病院、福島県立医科大学附属病院、東京都立小児総合医療センターなどに勤務し、2018年より勤務。
- 所属学会・その他
- 医学博士、日本小児科学会 小児科専門医・指導医、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医・指導医、日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医(小児科)