診療科・部門

こころの診療科

基本方針

こころの診療科では、原則として院内紹介を経た、こころの健康に問題を抱えるお子さまに対して精神医療やケアを提供しています。また、心理社会的な困難を抱えるご家族に対しても、精神面でのケアやサポートを行っています。
院外紹介については、発達心療科が担当しております(詳しくは発達心療科のホームページをご参照ください)。

診療活動の内容

対象

主に、発達障害に伴う二次障害や精神障害、およびこころの健康に問題を抱える妊産婦の方々をはじめ、
急性期医療、緩和医療、グリーフケアなど、多様なニーズにお応えできる体制を整えています。

チーム医療の取り組み

多職種が連携する「こころとからだのサポートチーム(通称『ここからチーム』)」や「リエゾンチーム」により、
診療やコンサルテーション、リエゾン業務を実施しております。また、発達心療科とも連携しています。

ご家族のこころのケアについて

お子さまが病気になると、本人はもちろん、ご家族も病状や治療に伴う大きなストレスを感じることがあります。
そのため、身体やこころにさまざまな変化が生じるのは自然な反応です。お子さまへのケアのみならず、ご家族ご自身が変化に気づき、適切な対策を取ることも療養を支える上で非常に重要です。
当院では、こころの診療科医(児童精神科医)、緩和ケア認定看護師、心理師、医療ソーシャルワーカーなど、多職種からなる「こころとからだのサポートチーム/リエゾンチーム」により、メンタルヘルスの総合的ケアを提供しています。
お子さまの主治医とご相談の上、ご家族の心のケアのお申し込みをお願いいたします。

ご家族のメンタルヘルスケアの流れ

  • お子さまの状態や治療に伴う不安・心配ごとについて、主治医・スタッフと相談

    必要に応じて、主治医から各種窓口や相談機関、「こころの診療科医師」を紹介
  • 「こころの診療科医」による面談・診察

    専門医による面談・診察を通して、ご家族の心理的状態やお悩みを丁寧にお伺いします。
  • 精神的な不調に伴い、投薬といった医療対応が必要と診断された場合

    ①基本的には地域の医療機関への受診をお勧めします。
    ②地域の医療機関の受診が難しい場合、当院でご家族カルテを作成し、診療を行います。
    (当院に1年以内の受診歴がない場合、カルテ作成は特別初診料<7700円>がかかります)

関連リンク

発達心療科 発達障害専門外来 こころの支援科 療育支援部
ご相談窓口 よろず相談室 こども向けページ 小さな星の会

医師の紹介

こころの診療科 部長藤井 義之ふじい よしゆき

一人一人の患者様に寄り添い、思いを大切にしながら、貢献できるように頑張りたいと思います。

主な経歴
滋賀県大津市出身。香川大学医学部卒業。
函館中央病院にて初期研修後、秋田厚生医療センター、秋田赤十字病院、信州大学附属病院、こころの医療センター駒ヶ根などに勤務し、2022年4月より現職。
所属学会・その他
医学博士、日本精神神経学会専門医、日本小児科学会専門医・指導医、子どものこころ専門医・指導医、日本小児心身医学会認定医、長野県発達障がい専門医
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