診療科・部門

循環器小児科

日本国内でも珍しい心臓血管外科医と共に「循環器診療チーム」(ハートチーム)として、先天性心疾患をはじめ小児に関る全ての心臓疾患に対して診断から治療まで、胎児から成人まで病気を持つ子どもたちの生涯を見つめた「縦長心臓病学」を実践しています。

開院以来、心臓血管外科とは同じ病棟でチームとして外来・入院患者の総合的なケアを行っています。
また治療においても外科との共同で「ハイブリッド治療」も積極的に行い様々な新しい治療法の提案も全国に発信しています。
新たな人材育成都教育にも力を入れており、全人的医療が展開できる「プロフェッショナル」な小児循環器医を目指して教育・育成をすることが目標です。

主な対象疾患

  • 胎児から成人までの全ての先天性心疾患
  • 小児期に見られる心筋症や不整脈を含めた全ての心疾患と、冠動脈異常を伴った川崎病患者
  • 循環動態に問題がある全ての救急患者(劇症型心筋炎など)
  • 心異常を合併する代謝疾患や染色体異常

これらの患者さんについて、長野県内外を問わず全国から要請があれば全て対応させていただきます。

特殊外来

胎児心臓外来

開院以来、里見元義初代循環器部長が主導してきた日本の胎児心エコースクリーニングと診断をさらに発展させながら行っています。
2001年からは世界でも初の「胎児カルテ」を作成し、胎児も一人のヒトとして診療に当たっています。診断後は前方視的周産期医療を実施して、今まで救命できなかった新生児の治療の成功に結び付けています。
日本胎児心臓病学会事務局(瀧聞)を担当しており、全国の胎児心臓病の中心的役割を果たしています。

胎児心臓外来診察日 火、水、木、金曜日 (担当:循環器科・産科)

心臓再同期療法・ペースメーカー外来

いろいろな理由で、心拍を維持するためにペースメーカーという装置をつけたこどもたちに対して、ペースメーカーが適切に働いているかどうかチェックするための外来です。
心電図をつけながらペースメーカーの働きと作動状況を確認します。さらに電池寿命を確認して必要な時期に電池の交換術を設定します。

ペースメーカー外来診察日 毎月 第2、第4水曜日

成人先天性心疾患外来

開院して20年、成人期に到達する先天性心疾患術前後のこどもたちが増え続けています。成人期に移行するこどもたちには、もともとの心臓の病気に他に、進学、就職、結婚、出産などの人生の上での大きな問題に向き合わなければならなくなります。まずは、自分の病気と手術の内容について知ってもらう必要があります。このためには、医療だけではなく、福祉や社会保障との連携が不可欠です。

さらに、こども病院だけではなく信州大学などとの連携も必要となります。平成25年6月より、信州大学に成人先天性心疾患センターができ、こども病院循環器チームと強い診療連携を結ぶことになりました。今後、さらに成人期先天性心疾患の患者さま達がより快適な社会生活が過ごせるように精一杯支援していきたいと思っています。

実績件数

心臓カテーテル検査・カテーテル治療件数

心臓カテーテル検査・カテーテル治療件数 心臓カテーテル検査・カテーテル治療件数(拡大する)

胎児心臓超音波件数

胎児心臓超音波件数
胎児心臓超音波件数(拡大する)

その他の紹介

経皮的動脈管閉鎖術(アンプラッツアー動脈管閉鎖術):Amplatzer Duct Occluder(ADO)

2009年から従来の動脈管コイル塞栓術に加え、ADOを用いた大口径の動脈管開存閉鎖術を開始しています。

心臓再同期療法:Cardiac Resynchronization Therapy (CRT)

重症の拡張型心筋症や先天性心疾患で心不全患者に対して、心室収縮・拡張の同期不全(ばらばらに収縮・拡張をする状態)があればペースメーカーで調整することにより心不全を改善することができます。 詳細は、直接循環器小児科スタッフにお尋ねください。

ちるくまハートカード

「自分の病気の名前が言えますか?」
循環器小児科では、心臓病の子ども達への理解を深めようと「ちるくまハートカード」を作成し、活用を薦めております。カードは、お子さんから成人に至るまで幅広く活用できるよう、内容もサイズも様々な種類のカードを用意しており、内服薬やAED使用、かかりつけ医の情報や、日常生活における制限などを記入することができます。

また、患者さん本人もなかなか伝えられない自分自身の病気の事や知っておいてもらいたいことなどを自分で書き込むことで、一緒に社会生活を送る方にも、目には見えない精神的なサポートを必要としているというメッセージを届けることができればと願っております。

ちるくまハートカードをご利用になりたい方は、循環器小児科主治医までお問い合わせください。

  • ちるくまハートカード

フェローの募集

循環器小児科ではフェローの募集をしています。

フェロー・スタッフの募集

医師の紹介

循環器小児科 部長瀧聞 浄宏たきぎく きよひろ

心臓病で苦しむこども達、お父さんやお母さんの心に寄り添った診療ができればと考えています。心エコーの分野では胎児心エコー、3次元心エコー法、スペックルトラッキング法、心臓再同期療法における心機能評価などの最新の心エコー法を臨床に役立てています。また、カテーテルアブレーション、経皮的心房中隔欠損術などのカテーテル治療も施行しています。

主な経歴
横浜出身。横浜市立大学医学部卒業。
神奈川県立こども医療センターのジュニアレジデントを経て横浜市立大学小児科大学院で博士課程を取得。
1999年~2002年 長野県立こども病院 循環器科フェロー
2002年~2007年 横浜市立大学医学部小児循環器科 助手、病院講師として勤務
2007年 現職
所属学会・その他
日本小児循環器学会評議員、専門医、日本心臓病学会特別会員(FJCC)、日本循環器学会専門医、日本小児科学会専門医、日本超音波医学会専門医、医学博士、日本胎児心臓病学会 副理事長、信州大学臨床教授、American Society of Echocardiography(ASE)Menmber

循環器小児科 副部長武井 黄太たけい こうた

患者さんとご家族に、病気や治療について少しでもよく理解して頂けるように心がけて診療しています。

主な経歴
東京都出身。北海道大学医学部卒業。北海道大学病院などに勤務。
2007年~2010年 長野県立こども病院 勤務
2015年 長野県立こども病院 勤務
所属学会・その他
日本小児科学会専門医、日本小児循環器学会専門医、日本超音波医学会専門医、医学博士

循環器小児科 副部長赤澤 陽平あかざわ ようへい

長野県の小児循環器診療に貢献できるよう全力を尽くします。

主な経歴
長野県長野市出身。信州大学医学部卒業。
信州大学医学部付属病院、長野赤十字病院、飯田市立病院、佐久市立浅間総合病院などに勤務。
2011年~2013年 長野県立こども病院 循環器小児科フェロー
2017年~2020年 トロント小児病院 循環器科研究留学
所属学会・その他
医学博士、日本小児科学会専門医、日本小児循環器学会専門医、日本超音波医学会専門医

循環器小児科 医長大日方 春香おびなた はるか

患者さんのことを考えた医療ができるように日々精進していきたいと思います。よろしくお願い致します。

主な経歴
長野市生まれ、松本育ち。信州大学医学部卒業。
信州上田医療センター、信州大学医学部附属病院、篠ノ井総合病院などに勤務し、2018年4月より勤務。
所属学会・その他
日本小児科学会専門医
日本小児科学会、日本小児循環器学会、日本新生児成育医学会、日本川崎病学会

循環器小児科 医長沼田 隆佑ぬまた りゅうすけ

長野県の小児医療に貢献していきたいです。

主な経歴
2013年3月 山口大学医学部卒業
2013年4月 JCHO 徳山中央病院 初期研修医
2015年4月 長野赤十字病院 小児科
2016年4月 長野県立こども病院
所属学会・その他
日本小児科学会、日本小児循環器学会、日本小児救急医学会、JAPIC、日本川崎病学会、日本循環器学会、日本集中治療学会
小児科専門医、BLS/ACLS/PALS/JATEC/NCPR プロバイダー

循環器小児科 医長渋谷 悠馬しぶや ゆうま

長野県のこども達の医療に貢献できるようこれから努力していきたいです。

主な経歴
2014年 東北大学卒業
2014年~2015年 仙台市立病院初期研修
2016年 仙台市立病院小児科
2017年~2019年 神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント
2020年~2021年 神奈川県立こども医療センター循環器内科
2022年 長野県立こども病院循環器小児科
所属学会・その他
日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会、日本アレルギー学会

循環器小児科 フェロー伊藤 かおりいとう かおり

準備中です。

主な経歴
出身
所属学会・その他

循環器小児科 フェロー淺野 聡あさの さとし

大学病院や公立病院で勤務した経験を活かし、皆様にとってより良い医療を提供できるよう心がけております。

主な経歴
東京都品川区出身。慶應義塾大学医学部卒業。
初期研修は国保旭中央病院に勤務、後期研修は慶應義塾大学病院、佐野厚生総合病院、平塚市民病院、済生会宇都宮病院に勤務し、2022年に入職。
所属学会・その他
日本小児科学会専門医
日本先天性心疾患インターベンション学会、日本心エコー図学会
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